そもそも電磁波ってどういうもの？

電磁波の仕組み

電磁波は、空間の電場と磁場が相互に作用して組み合わさり、 空間を伝達する波のことを言います。
電気が流れたり、電波の飛び交うところには必ず何らかの電磁波が存在します。
また、電磁波は直接取り除くことはできません。

電気を使って生活をしている私たちは、電磁波の中で生活しているともいえます。

 

電磁波には周波数がある

電磁波は波ですので、１秒間にどれくらい振動するかによって周波数が変わり、超低周波～高周波などに分けられます。
電波や光も電磁波の一種です。それぞれの波長帯の特性を活かし、日常生活、産業全般に様々な形で活用されています。

電離放射線はエネルギーが強く、一般的に放射線と呼ばれ、細胞などに直接的な影響を与える力を持っています。
このため、電離放射線に対して国際的な安全基準が科学的な観点から制定されています。

非電離放射線は可視光およびそれよりも低い周波数の電磁波で、細胞などに電離放射線のような直接的な作用を与えることは無いと言われてきました。
しかし、健康への影響があるという研究は多く発表されています。

放射線に関してはICRP(国際放射線防護委員会)のガイドラインが世界的に重視されているのですが、電磁波に関するICNRP(国際非電離放射線防護委員会)のガイドラインに関しても議論が高まっています。

 

【参考文献】
荻野晃也 著「身の周りの電磁波被曝その危険性と対策」
・JEITA 安全政策委員会 https://home.jeita.or.jp/emf/about/index.html
電磁界情報センターhttp://www.jeic-emf.jp/electromagnetism.html
わかりやすい高校物理の部屋https://wakariyasui.sakura.ne.jp/#elec